完全室内飼いの理由

でも、私は何とかその方の考えを変えられないか、試行錯誤してコメントを書いては消し書いては消ししているうちにひとつの答えにたどり着きました。

その方は猫と言う生き物を「山を駆け回り獲物を追いかけるのが自然な生き物」と言っていたんですね。ではそれを受け入れるとして。

猫に自然のままに生きて欲しいのであれば 短命 であることを受け入れなければならない

と言うことを言いました。50年前100年前と変わったこの環境の中で、猫が自然に人の手を借りずに生きるのであれば平均寿命ってどれくらいでしょうか?5歳くらいになるのではないでしょうか??

満足に食料が無い状況で産まれ蛇やカエルやネズミを食べて育ち寄生虫も駆虫できぬまま具合が悪くなったらそのまま死ぬしかないのであれば寿命は凄く短くなるということ、それを受け入れるのであれば外に出したらいい。受け入れられない多くの人たちが室内飼育をしているんだということを滾々と書いてみました。そして私がその方と向き合ったことで気付いたこと、それは

人間のエゴであるということ

確かに猫を室内で人間の育てやすいように飼育することはエゴなのかもしれません。だからそれを受け入れたうえで猫にいかに快適に過ごしてもらうかを考えるのではないかと言うこと に気付いたんです。

街角でこちらを見ている猫

外に出たいかもしれない猫様のために、家の中でも疲れるくらいに遊べる環境を整えてあげたらもしかしたら「外に行きたい」って考えなくなるかもしれません。外に行きたいと考えなくなればそもそも家の中にいることにストレスはないはずです。

人間は最大のエゴを通しているのだから、猫様にはストレスなく快適に過ごしてもらえる環境を常に用意しお互いWINWINでいたいと、そう思いました。

人間という生命は これから起こることに恐怖しそれに対して準備をすることが出来る 他の生命も危機管理はあると思うけど人間のそれには遠く及ばずですよね。

カエルや蛇を食べることで厄介な寄生虫に寄生されることが分かっていたら、ならその環境に猫を置きたくないと考えてしまうのです。

草を枯らすために除草剤を撒いている場所があればそこを猫が通ることで体に除草剤が付いてしまい、グルーミングでそれを体内に入れてしまう危険性を察知できるから外に出さない。

外に出たことでパニックになって冷静に周りを見ることなく道路に飛び出して事故に遭ってしまうかもしれないから外に出さない。

これらの危険を回避したいから人間は猫を外に出さなくなった そういうことですよね。

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