白血病についての備忘録【保護猫】【白血病陽性】

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8月の末に保護をされた母猫1匹と子猫4匹(保護主さんのお宅に最初に連れてきた子は死んでいたそうなので本当は5匹生まれていた様子)

母猫さんはこれまでご飯を食べに来ることはなかったそうなのですが、離乳期の子猫を抱えて途方に暮れたのかご飯が貰えそうなところを頼って来たそうです。

お母さん猫にご飯を上げつつ捕獲の機会をうかがい8月の下旬に捕獲出来た親子。

とても親切な動物病院があって、何度かその動物病院さんで里親募集をしていただいていた経緯があったため、今回も動物病院さんで里親募集をしてもらおうと思い連れて行ったところ、母猫の避妊手術の際に白血病陽性が分かりました。

それから保護主さんと手分けをして私が男の子2匹、保護主さんが女の子2匹とお母さんといった感じで面倒を見ていました。

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私も白血病陽性の子を預かるのが初めてだったのでその時に色々調べたので備忘録として残しておこうと思います。

各種消毒は有効

アルコール消毒 消毒 アルコール 

アルコール70%以上や塩素系漂白剤や洗剤などで消毒可能。
これは パルボウイルス に比べるとかなり弱いウイルスと言えますね。
パルボウイルスが強力なウイルスのイメージがあるため、それに比べると感染対策の面ではやや優しいかもしれません。

アルコール消毒が有効とのことなので使用していたケージなどは洗剤で洗った上に天日干し、そしてアルコール消毒で万全☆

感染経路

猫 親子 箱の中 キジ白 キジトラ

母子感染(避けられない)の他、唾液中にウイルスが含まれるためグルーミングや食器の共用で移るため感染していない子と一緒に暮らすのは絶望的。完全隔離推奨。そして外に出さない、これ大事。

完全室内飼育でも、我々人間がウイルスを持ち込まないように、野良猫に触らない(触ったら必ず消毒)を徹底しないとダメですね… これは本当に…身に覚えがありすぎるので今後は注意します。

猫カフェのはしごなども敬遠されることを知っておきましょう!

感染してしまったら?!

もし飼い猫さんが外に出て感染して帰ってきてしまったら!?大人の猫さんならインターフェロン等がかなり有効らしいですね!自己免疫を高めて、体内に入ったウイルスを排除するという方法。

健康な状態でならウイルスを自分の免疫で排除できる可能性がある、それをインターフェロンでさらに効果を高めることでウイルスを定着させない方法。万が一、数日間にわたり飼い猫が脱走してしまったなどといった場合には念のため病院で血液検査をした方が良いと思います。とはいえ、感染してすぐには血液検査で反応出ないので戻って来てから数日間は体調の変化が無いかをチェックする必要があると思います。(ウイルスが体に入った際、食欲不振だったり熱っぽかったりリンパの腫れが起こったりするのでそれらの症状があるようならすぐに病院に相談)

保護した子が陽性だったら?!

飼い猫がいる状態で保護をした場合、どんな病気を持っているかわからないから絶対に接触をさせないこと。(自分に言い聞かせています)
昨年、別々のところから保護をした子猫たちを一緒にしてしまった反省。本来保護猫がいる時に別の子を保護したりしないのだけれど預かざるを得ない状況に陥ってしまい… 反省。

結果的にどちらの子もウイルス陰性だったため事なきを得ました。

エイズはそれほどうつる機会が多くないから良いとして、白血病陽性は本当に怖い(;><)

とにかく「ウイルス陽性かもしれない」ということを忘れずに接しなければダメですね。そして白血病が陽性だった場合は…看取る覚悟も必要。病気が無くても里子に行けなければ看取る覚悟はあるけれど、そのためには保護する子を増やせない。これだけは忘れないでおきたい。

発症後の医療

考え方は様々あると思いますが、後悔のない接し方をあらかじめイメージしておくことは大切。どこまでの医療にかけるのか、病院に連れて行くストレスを減らす方法などをあらかじめ考えて準備しておくことでその時が来ても慌てずに行動できるのかなと。

ご存じの通り 治らない病気 である以上たくさんのお金を注ぎ込んでもわずかに延命できるだけなのであれば、健康で過ごせる日々が少しでも長くなることを願った日々の生活の方が重要かなと感じます。ご家族で意見が別れるケースも多いので、白血病陽性の子が家族にいるのならどのような医療にかけていくかの相談はしておいた方が良いと思います。

白血病 まとめ

お外で暮らす子はとても過酷な状況で生きています。その日食べる物だって満足に見つからない子もいるでしょう。今いる場所に食べる物が無ければさらに足を進めて違うエリアに行かなければなりません。違うエリアに足を踏み入れてみたら大人の大きな猫さんたちがたくさんいて追い払われてしまうかもしれません。その時に怪我をするかもしれないし事故に遭ってしまうかもしれません。

白血病ウイルスやエイズなどのウイルスを持った子がお外で暮らすことはとても大変です。

「短いかもしれない命」もこの先譲渡が進む世の中になってくれたらいいなと思います。高齢の方は子猫ではなく大人の猫さんを率先して選んでほしいなと思うのは私のエゴでしょうか。そんな世の中になったらもっと良いのにな。

お別れが早く来ると分かっているのは辛いけど、その子の猫生を太く彩りのあるものにしてくれる里親さんが増えてくれるといいなと願います。

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