ペットと一緒に暮らすための間取りの考察【犬と一緒に暮らす家】【猫と一緒に暮らす家】

わんにゃんと一緒に暮らす時、一番重要になるのは【脱走防止】ではないでしょうか。脱走防止柵などを後付けで対策する方法もありますが、賃貸等でお部屋を選ぶとき、これから家を建てる時などに絶対に考えて欲しい部分がありますのでこれから引っ越しをする方等は一度目を通していただけると幸いです。

保護猫 預かり猫 成猫預かり ボランティア 茨城

脱走防止に留意した最適な間取りの条件とは

これはずばり 玄関が独立した空間になっている ということです。

帰宅して玄関を開けた時、次のドアを開けるまではペットと接することのない玄関のみの独立した空間があることでうっかり逸走を防げます。

ペット共生 玄関独立 逸走防止 賃貸

こちらは1LDKの間取りになりますが玄関からリビングに向かう扉さえ閉めておけばLDKと洋室をフリーにしていても玄関を開けた時のうっかり逸走が限りなく減らせます(ドアを開けることを覚えてしまう子がいるので絶対は無いということご注意ください)

飼い主が留守の間も出来るだけ広い空間を行き来させてあげたいと考えるのであれば 玄関のみが独立した空間 になっていて、その他の空間は行き来できる間取りだといいですね。

玄関が独立していない場合には

どうしても独立した玄関が実現できない場合は玄関をあけてももうひとつドアを開けないと接触できない空間にだけお留守番をしてもらうこと が大切です。玄関を含めた第一の部屋を独立した玄関同様の扱いにすることで逸走を減らすことが出来ます。ただこの場合もドアや引き戸を開けることを覚えてしまったり、外出する際に居場所を確認せずに外出してしまったりすることでうっかり逸走が発生してしまうので油断は出来ません。

ペット共生 玄関独立 逸走防止 賃貸
ペット共生 玄関独立 逸走防止 賃貸

こちらのように 玄関を開けるとすぐにキッチン(LDK)という部屋の場合独立玄関を実現できませんのでこの場合は部屋からキッチンやLDKに通じる扉を確実に閉めることで大きな独立玄関にすることが出来ます。

複数のお部屋のある間取りの場合にその部屋を行き来できるかによっても可動範囲が異なりますので壁で仕切られているのか、引き戸で仕切られているのかを必ず確認すると良いでしょう。

戸建ての場合重要なのは階段の位置

戸建ての物件を選ぶ(新築する)際も 独立玄関 が理想です。玄関だけが独立していて、その他家の中を全て移動できる環境にあったらそれはとても贅沢な住まいですね。

残念ながら私の家は玄関を開けるとすぐに階段という古い造りの為

猫さんと一緒に暮らし始めた頃は階段を封鎖して2階だけでの留守番をお願いしていました。

ペット共生 玄関独立 逸走防止 賃貸

この間取りのように玄関を開けてすぐ階段って言う間取りの場合には逆に1階のみで過ごしてもらう等の選択をするのも良しですね。

「玄関が独立していないから絶対ダメ」というわけではありませんが、【逸走させてしまう】という悲しい事故を間取りを選ぶ時点で防げるのならこんなに良いことはありませんよね。

賃貸ならペット可物件よりもペット共生物件の方がおすすめ

【ペット可賃貸】と【ペット共生賃貸】って同じようですが違います!ペット可賃貸は字の通りペットを飼ってよいという許可付きの物件なだけであって、建築当時からペットと暮らすことを考えられているわけではありません。一方【ペット共生物件】を謳っている物件は何が違うか?

最初からペットがいることを想定して建築している ということ。

逸走防止の観点から玄関が独立している物件が多いということももちろんですが、玄関先にワンちゃんを一時的に係留するためのフックが最初からついていたり、お散歩から帰ったワンちゃんの足を洗う専用の水栓がついていたりする物件もあります。
壁紙などの内装もペットがいることを想定していますので傷に強いものを使用しています。

ただし、近年ペット共生物件として建てられている物件は家賃が少し割高になってしまいます(´・ω・`)

逸走を防ぐために家族全員で

かわいい小さな家族の逸走を防ぐためには家族全員の協力が必要不可欠です。玄関ドアを室内側から開ける時は必ず犬猫の所在を全て確認してから開ける(独立玄関の場合は点呼をとったのちに確実に玄関に通づるドアを閉める)事がとても重要です。毎日生活していく上で段々とおざなりにならないよう家族が声を掛け合って「今〇〇ちゃんどこにいる?」必ず確認して玄関を開けるようにしてください。

所在を確認を怠ると実は玄関の靴箱の下に潜んでいました~なんてことがあり得ます。大変肝を冷やすことになるでしょう(^^;

家族全員で出かける時も必ず点呼をとって確認することが重要です。特に猫さんの場合はクローゼットにいるのを気が付かないで閉めてしまったなんていう閉じ込め事故も発生しがちです(;><)

我が家でも外出時は必ず姿を確認してから外出するようにしています。姿が見えない=2階にいるのかな?という想像だけではなく必ず【2階で寝ていた】を確認してから外出すること、これをするようにしています。但しあまりにも気持ちよさそうに寝ている姿を見ると仕事に行きたくなくなってしまうというのが難点です(;´ー`)

慣れるまでは必ずケージを

ここまでは自宅にフリーで留守番させることを想定して書いてきましたが、私はそれでもケージでのお留守番が理想と考えています。特に慣れるまでは必須でケージの使用をお願いしています。

譲渡などで新しいおうちに行ったばかりは家具の下に隠れてしまったりするなどもありますし、それを無理に引っ張り出そうとして余計に怖い思いをさせてしまうことがあります。まずはケージという部屋を与えて安心して新しいおうちに馴染めるように環境を整えてあげていただきたいです(^^)

自宅に工事業者さんなどが来る際も要注意

業者さんが度々出入りする時などは人見知りな犬猫さんにとったら非日常です。普段とは違う雰囲気にびっくりして突拍子もない行動に出たりします。

「うちの子は玄関から飛び出したりしないので大丈夫」

普段はそうかもしれませんが非常時となれば全く想像も出来ない行動をすることもありますので普段どんなにおとなしくても油断せず、確実に安全な方法で隔離をしてから業者さんを招き入れるようにしてほしいです。

偉そうに書いていますがこの筆者も先月工事業者が入った際、玄関を解放されてしまって飼い猫を一掃させてしまいました。すぐに捕まって事なきを得たからこうして話せますがあの時捕まえられなかったらと考えると胸が締め付けられる思いです(;><)

業者さんが来る前に確保しておく予定だったのですが、予定の時間より業者さんの訪問が早かったこともあり準備が出来ていないままお迎えしてしまい逸走事故が起きました。

工事業者さんが来る予定がある際は確実に1つの部屋に隔離するかキャリーやケージの中に入ってもらうのがベストだと思います。逸走後2階の1室に入れて引き戸を開けられないよう外側からテープでふさいだのですが結局自力で出て来てしまいましたからね…1部屋に閉じ込める も方法を確実なもので無いとさらにうっかり事故を招きますので注意です。

以上私のお恥ずかしい体験も踏まえた 犬猫と暮らすための間取り が誰かの役に立っていただけたら嬉しいです。SNSなどで逸走情報を見ると本当に胸が苦しくなります。飼い主さんも犬猫さん本人もとても苦しい思いをしますので逸走が無くなるよう今後も日々注意をしていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました