里親探しをする際に条件としている事
里親募集サイトを見ると、募集をする側は色々な条件を提示しています。
条件として主に多いのが
- 終生飼育
- 必ず避妊去勢手術
- 完全室内飼育
- ペット可住宅
- 適切な医療行為
- 脱走防止の徹底
- 譲り受ける側の年齢制限
- 譲り受ける側の家族構成の制限
- 経過報告の義務付け
このあたりでしょうか。年々、ボランティア団体さんなどの譲渡条件が厳しくなっている傾向にあって、これらの条件を皮肉って
「里親になれるのは最低限40代くらいの夫婦で子供は最低でも小学生高学年くらいになっていて、持ち家かペット可物件に住んでいるってことが条件になるな」
なんて揶揄されたり。
そうなんですよね~家族構成って部分で「小さなお子さんがいるお宅は不可」って条件に入れている方もいらっしゃいますね。
上記の条件をクリアして初めてスタートラインに立てる、確かにそんな状況だと「なんか色々条件出されて結局断られたっぽい??なんかもうペットショップで買った方が早くない?」ってなる人もいるでしょう・・・。それだと本末転倒(;><)
条件を付ける理由ってなんだろう?ひとつずつ見ていきます。
終生飼育
途中でどうしても一緒の生活が出来なくなる主な理由は
- 結婚・離婚
- 転勤・引っ越し
- 金銭的な問題
- アレルギー
これらでしょうか。どれも予測不可能で突然あるかもしれないイベントですが・・・
時々【同棲カップル不可】という条件を付けている方もいます。最初はどういう意味なのか分からなかったのですが、一緒にいる時に飼った犬猫は恋人と別れた後にその恋人を思い出してイライラしたり憎しみの対象物になる可能性があるかららしいです(^^;
なるほどそういう考えもあるのですね。
そして転勤や引っ越しで次に移転する場所がどうしてもペット可物件に住めない場合などですね。
金銭的な問題はその字の通りで、リストラや病気・転職失敗や突然の不況などで生活がままならなくなってしまうケース。
そして深刻なのはアレルギー(;´д`)いやどれも深刻ですけど。
譲渡をする側はこれらを懸念してこのようなことがなさそうな家族に譲りたいと思ってしまうのですよねぇ・・・条件つけすぎは良くないと思ってもどうしてもそういうところを見てしまいます。
必ず避妊・去勢手術・完全室内飼育・脱走防止・適切な医療行為
これらはどれも譲渡した猫さんが少しでも健やかに長く生きてもらうために付ける条件でしょうか。
未手術のまま脱走をし他の猫に追われてけがをしたり妊娠をしたり交通事故に遭ったりなどがないよう努めていただきたいという気持ちの表れですね。
譲り受ける側の年齢制限・家族構成
これが実に悩ましい・・・・。実際保護活動をしている人などから話を聞くと「高齢のおばあさんが倒れて救急搬送されたのだけれど、自宅には猫がいるはず」という相談を受けたりするそうです。もしくは「一人暮らしのおじいちゃんが亡くなった後、おじいちゃんが庭で面倒を見ていた猫が取り残されていてかわいそうだけど何とか出来ないか」など・・・。
完全室内飼育で何の病気も無ければ、猫は20年生きる動物になりました。そして来年あたり(?)には猫のための腎臓病治療薬が承認されるのではないかと期待をされていますよね。そうしたら猫の平均寿命は引き上がるでしょう。
(もしこの方にこの子をお譲りしたらこの子よりも先に飼い主さんの方が無くなってしまうのではないか?)
そう考えると二の足を踏んでしまいます。もちろんご家族の後見がある場合は別ですが。
そうして悩んでいるうちに別の若いご夫婦やご家族からのお申し出があるとどうしてもそちらを優先してしまうのです。
定期的な連絡など
これは飼育状況を連絡しなさいって言うのではなくほんと 活力 です。
幸せになっている姿を見ると保護して良かった、ご縁があって良かったと心の底から思います(≧∀≦)
ですから今後の活動のエネルギーにすべく、時々ご報告がいただけると嬉しいなと言うところです。
もちろん色々な方、団体さんがいらっしゃいますから「最低月に1度」とか決められているところもあるのかもしれません。なので、「譲渡してもらったあとまで監視されているみたいで嫌だ」なんて言わずにかわいい写メが撮れた時や変顔が撮れた時など、ツイッターにあげるような気持ちでご連絡をいただけると譲渡側は大変喜びます(笑)
まとめ
「譲渡側の条件が厳しくて保護団体から引き取ることを諦めた」なんてことも頻繁に聞かれるようになってきました。このままの状況が続くことは保護団体にとっても良くないことだと思うんですよね。
まだ構想は固まっていませんが、過去に里親になった方のお墨付きがある方になら私は直接取りに来てもらってその日のうちに連れて帰ってもらってもいいかなと思うのです。
すでに里親になっている方が「この人なら大丈夫」と言ってくれる人を疑うのもナンセンスかなと。猫の幸せのためにならないことを里親さんがするわけがない、それくらい信頼できるお付き合いが譲渡後も出来ている里親さんの紹介なら頼もしいですよね。
そういうマッチングみたいなのが出来ればいいのになと思っている次第です。
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