野良猫が子育てをする環境の過酷さ

子猫特有の鳴き声

その日は朝から雨が降っていて、これから日中にかけて雨足も強まる予報だった悪天候の日でした。朝起きる時間の前に子猫の甲高い声が聞こえた気がして目を覚ますと・・・
母猫が子猫を呼ぶ声(口を開けずに鳴くようなこもったような声)が聞こえ、時々子猫のような声が聞こえるのでした。慌てて私は外に出ると・・・

小雨と少し強めの風が吹く中で、母猫3匹がそれぞれの子猫を導くように引っ越しをしていました。生後1ヶ月経ったくらいでしょうか、歩く姿はどの子もおぼつかず、少し元気のある子は大きな声を上げながら母親を呼び必死について行っていました。私が餌付けをしてしまった親猫1匹に去年産まれた子が3匹、合計4匹の母猫がほぼ同時期に出産をしていたのを知っていたので、私はその子猫たちが何匹いるのか恐ろしくて現実を直視できませんでした・・・・が、薄目を開けて見てみると

子猫たちはどの子も・・・

黒っぽい子がワラワラと、4匹、5匹、6匹・・・・・・えー全部で何匹いるんだ?!そしてすべての子がここにいるのか?!
ちょっと元気の良い子は私を見て逃げるようなそぶりも見せたけど、私は道路際に落ちているゴミでも拾い集めるようなテンポで子猫を拾い始めます。
なぜそんなに簡単に子猫が捕まえられたかと言うと・・・・
子猫たちは猫風邪をひいていて、どの子も目が目やにでふさがっていました。両目がほとんどふさがっている子も。
状態の酷い子ほど簡単に捕まえられました。母猫たちが怒るかな?って思ったけど・・・
母猫たちも多分・・・・自分も風邪をひいていてしんどかったんだと思います。全員ボーっとしていて、自分が何をしているのかもわかっているようなないような(^^;

子猫は総勢 9匹

4匹が同時に子供を産んだと思っていたけど、ここにいる子猫たちは恐らく去年産まれた子達の子、最初にいた子の孫にあたる子だった。おおもとの母猫は同じ場所で産んではいないのだろう。
すぐに健康状態を確認すると2匹重症の子がいて1匹はその日の晩には亡くなってしまいました。
残る8匹も風邪をひいていない状態の子は一人もいないからここからが大変でした。

保護直後
DSC_0771

色々テンパってたので写真もブレブレでした(;°д°)

保護翌日

残念ながら無くなってしまった子は黒サビちゃんでした。
キジトラ 4
黒サビ 3(うち1匹は保護当日に虹の橋)
黒白 1
サバトラ 1

つやつやのふっくふくのきらっきらにする戦いです。

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